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- 2011年01月24日
南カリフォルニア大学 ジャパンプログラム ~審美インプラント 続編
こんばんは 中川です
こちらのブログ もよろしくお願いいたします
昨日のUSCジャパンプログラムにて・・・
私が敬愛して止まないドクターの一人、H.Zadeh先生と再会することが出来ました。
↓ セミナー終了後、私がへんな笑いを浮かべているのはご愛嬌・・・笑顔って意外と難しいです。
今年のZadeh先生の講義、基本的には一昨年と同じ哲学でした。
丁寧な診断
正確で低侵襲な術式
患者さんの満足の行く仕上がり
など、今回も数多くのことを学びました!
土曜は参加できなかったのですが、そこではBMP-2(骨誘導タンパク)の話をされていたようです。
BMP-2は通常、日本では手に入れることが出来ない材料(未認可)であります。
本当に有効な材料であれば、個人輸入してでもい患者さんに使っているところですが・・・
BMP-2は有効期限が短く、輸入運搬時のコンディションにももの凄く左右されるということですので、実際問題とすると日本でコンスタントに使用し続けることは、現行の条件ではまず不可能に近いと考えざるを得ません。
もっとも、このBMP-2が本当に有効な材料であるかどうかが信任を得るにはあと数年を要することでしょう。それから考えても遅くないですね。
いつも思っているのですが、基本的に欧米人の骨・歯肉はとても強い!
彼らが普通にやっていることを我々日本人がそのまま真似をすると、大変痛い目を見ます。
なぜって・・・
日本人の口の中はとても弱いからです。
それは、インプラントの世界的大家である M.Salama らも言っている真実なのです。
しかし・・・前述のとおり、Dr.Zadeh の治療は、我々日本人がそのまま持ち込んでも問題ないと思われるぐらい繊細です。もちろん、ある程度経験を積んでいることが大前提ですけど・・・
あとは、避けては通れない・いつかは直面せざるを得ない(したくないですが) インプラント周囲炎 に関する対応策も参考になったことを付け加えておきます!
機会があれば、彼がUSCでやっているハンズオン(実習つきセミナー)に参加したいと思っています。
MASSA
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