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- 2011年08月12日
矯正と審美治療の関係
こんばんは 中川歯科@八王子です
今日も暑かったですねぇ・・・
私のお昼ご飯はいつも近くのお弁当屋さんに配達してもらうのですが、今日からお盆休みでした。ですので、昼ごはんを食べに近くの店に歩いていったのですが・・・
正直、暑くて死にそうでした、もう昼飯を食べたくなくなるほど・・・(笑)
さて、先ほど、私の昔の治療ケースの写真を整理していたら懐かしいのが出てきたのでご紹介いたします。
上の写真は、かれこれ10年以上前に治療した患者さんのものです。
左の画像は他院で矯正治療を終えてきた状態(驚!)
右は私が審美治療を行って約1年後の写真です
矯正治療前の状態は一切分かりませんが、矯正治療を行ったことによって、恐らくは歯並びと噛み合わせは良くなっているのでしょう・・・
ただ、審美的配慮と歯周病学的配慮に欠けた治療だと言わざるを得ません・・・
最近はその辺をしっかり勉強している矯正の先生も数多くいらっしゃいますが、昔は押しなべて歯ぐきの状態が考慮されていない治療が多かったと思います。これで患者さんが幸せになったかどうか・・・・(笑
当然審美的な改善を希望されて来院されました。
もう一度矯正するのも大変ですし、また金銭的な負担も少なくありませんので、審美歯周形成外科のみで対応した結果が上記の写真となります。
歯科治療はある意味オーケストラに似ているものと思っています。つまり指揮者がいて、各楽器担当者の本領が発揮されるという・・・
この患者さんのように、既に多くの歯に治療が施されている場合は、残念ながら矯正専門医院へ行ってもいい結果を得ることは難しいのではないでしょうか?(もちろん、矯正医が他の有能な矯正医以外の歯科医師と綿密な連携関係にある場合は問題ありません)
最終的にいま入っている被せ物を新しく綺麗に直すことが前提ですから、それを見越した治療計画⇒すなわち歯の動かし方を考えなくてはいけないのです。
そう考えると、その場合の指揮者は・・・矯正医ではなく、補綴医 すなわちセラミックなどをを作ることを生業としている歯科医師がとるべきでしょう。私見としては、大人の矯正は大概そう考えて間違いないと考えています。
もちろん、それに加えて、歯周病や顎関節に対する考え方も必要になってきます。
決して、どちらが偉いとか、上下関係の視点から物を言っているのではありません。事実、子供の矯正には我々のような、補綴医・歯周病医・インプラント医の出る幕は全くありません(笑)
歯並びの改善を希望されている方は数多くいらっしゃると思いますが、既にかぶせ物が多く入っていたり、歯周病を患っている方は、矯正単独では治療結果に限界が出てしまうかも知れないことを覚えておいて損はないと思います!
我々のような一般/各専門医と、矯正医のタイアップが必要不可欠であると考えますので、相談すべきクリニックを賢く選択してください。
お前はできているのか?と聞かれた場合は、こうお答えします。
「完璧ではありませんが、そういう視点を持って治療計画を立てるように努力しています」と・・
中川歯科では、インプラントだけではなく、高品質の審美治療、根管治療、歯周病治療、入れ歯治療、矯正治療を行っております。
お口の中のことでお困りの方がいらっしゃいましたら、是非一度相談にお越しださい。
納得のいくまで説明いたします!
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