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- 2012年04月01日
歯を失った場合・・・何がいいのでしょうか? インプラント?ブリッジ?矯正治療?
おはようございます 中川歯科@八王子、院長中川雅裕です
今日から4月となりました!
やっと暖かくなる気配を感じ、そろそろ花見の季節かな?と・・・w
エイプリルフールですが、こちらはまじめに書いていきます!
先日、メンテナンスにお越しいただいた患者さんの前歯の写真です。
一見不自然に見えるのは、真ん中向かって左の歯は実は抜歯してあり、接着剤で付けてあるだけという状態だからですね!
この患者さん・・・もう10年近くのお付き合いとなりますが、前の歯医者さんで歯周病で全部の歯を抜かないとだめだと言われ、
私の診断では・・・確かに厳しい部分はありましたが、矯正して噛み合わせのバランスを取れば抜くのはごく一部の歯で済む!でした。
しかし、一番左のレントゲンを見ればわかるとおり、前歯の一本だけはどうしても残すことはできず・・・早い段階で抜歯を行いました。
その後・・・
通常通りに初期治療(ブラッシングの確認と麻酔をしての歯石とり)を行い、再評価時点では部分的に深いポケットが残っていました。
しかしながら、歯周組織はある程度の安定が得られている事が確認できましたので、矯正治療を行い噛み合わせのバランスを取り戻し・・・あえて再生療法などの外科的な処置はせずに、メンテナンスで経過観察を行うこととしました。
で、問題の前歯ですが、通常はインプラント?ブリッジ?など、最終的な形を検討するところですね。
しかしこの場合、歯周病の経過観察を行わなければならないこともあり・・・そして、それが位置終わるかもわかりませんので・・・抜歯した歯の根っこだけを削り歯ぐきに合うようにしたのち、両隣の歯とくっつけた状態で、やはりこちらも経過を見ていくという治療(?)を選択しました
そして、現在を迎えますがこの写真は接着剤で付けてから約8年後の写真となります。
8年たっても全く問題なく、逆に歯周組織は歯に寄り添うような形で綺麗に整ってきている気がしますよね!?そして、真ん中のレントゲン写真を見ると、あれだけ失われていた骨も綺麗に回復しています。
全てのケースでこのような結果を期待することは難しいのですが、状況が許せば次に問題が起こるまで、確定的な治療介入を先延ばしにできることは非常に素晴らしいことだと考えています。
足掛け10年・・・患者さんとは長いお付き合いとなっていますが、これからもこのままの状態が続いてくれることを願ってやみません!
中川歯科では、インプラントだけではなく、高品質の審美治療、根管治療、歯周病治療、入れ歯治療、矯正治療を行い、治療後のサポートにも全力でバックアップいたします
お口の中のことでお困りの方がいらっしゃいましたら、是非一度相談にお越しださい。
納得のいくまで丁寧にご説明いたします!
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