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- 2012年11月19日
ラバーダムの有効性について
こんにちは 中川歯科@八王子 中川雅裕です
前回の更新から大分時間があいてしまいました・・・ブログ読者の方々、申し訳ありませんでした・・・
私は元気に頑張っておりますw
さて、最近はインプラント・歯周病再生治療ももちろんですが、できるだけ長く歯を残せるように、より緻密な治療を患者さんに提供するべく、原点復帰的な治療を数多く行っております。
例えば、この画像・・・
少なくとも、ここ日本ではほとんど目にすることのない『ラバーダム』というものを使用しています。
このラバーダムを使用しての治療、下記に列挙する数多くの利点があります。
①唾液・血液などから歯の汚染を防ぎ、また、逆に治療で使用する薬剤などから歯ぐきを守る
②呼吸による湿気を歯に寄せ付けない ⇒ 接着の基本です
③器具などの誤飲を防ぐ ⇒ 事故防止策
④歯を孤立させることにより、治療がしやすくなり、また術者の集中力が増加する
⑤患者さんが無理して大きく口を開き続ける必要がない(必要な時は開けていただきますが・・・)
⑥したがって、長くもつ治療をすることが可能となる
などなど・・・
さて、先程日本では一般的ではないと申しましたが、それはなぜなのでしょうか?
答えは・・・日本ではいまだに保険診療が優先されるからにほかなりません。
保険診療では、このラバーダムを使用しても一切の保険点数を頂くことができません。数年前までは点数の貼り付けがありましたが、それでも僅か100円でした(笑
装着に関しては慣れればそれほど時間がかかりませんが、ラバーダム自体の材料費も考えると完全に赤字なんですね・・・
ちなみに、中川歯科で使用しているラバーダムは、もちろん使い捨てですが一回当たりの原価だけでも200円程度かかるのです。
まあ、いずれにせよ、あまりメジャーではないラバーダムですが、使用した場合の安心感と治療の完成度の高さは、いくつかのデメリットを払拭するだけのがあります
中川歯科で セラミックインレーやダイレクトボンディング等の審美治療、マイクロスコープによる精密根管治療 を受けていただく患者さんは、しばしば目にすることでしょう(すべての場面で使うわけではありませんのでご注意くださいw)
では、次回の更新をお楽しみに・・・
中川歯科では、インプラントだけではなく、高品質の審美治療、根管治療、歯周病治療、入れ歯治療、矯正治療を行い、治療後のサポートにも全力でバックアップいたします
お口の中のことでお困りの方がいらっしゃいましたら、是非一度相談にお越しださい。
納得のいくまで丁寧にご説明いたします!
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