複雑なインプラント治療の進め方3 ~歯周病との関連~

おはようございます。 中川歯科 審美インプラントセンター  の中川雅裕です。


昨日・今日と比較的涼しく過ごし易かったですね。雨は非常に煩わしいですが…。
台風が来たということは、もう猛暑も終盤に差し掛かったということでしょう。

明日から 5DJapan のアドバンスセミナーに参加してきます。2日間みっちり勉強+セミナー後の追加打ち合わせ(人はこれを飲み会と呼びます)など、体力の消費が激しい週末となりそうです(泣)
涼しくなったとはいえ、この暑さにスーツで出勤ですから熱中症で倒れるかもしれません。それでなくても、最近は血圧が高いのです・・・。

秋を待ち遠しく感じる今日この頃の中川です。

さて、昨日の続きです。


↓ インプラント手術時の写真です。
前回お伝えしたように、将来のセラミックの位置(インプラントを入れる位置)と今ある歯の位置が全く違っていますので参考になりません。そもそも、何も指針がない状態の中で5本の範囲の中における適切なインプラントの位置を確保することは大変難しい技術を必要とします。

やはり位置決めの参考になるものが必要ですね。

透明な装置は「サージカルステント」というもので、手術中に将来のセラミックの位置がわかるようになっています。見て頂けばわかるように、将来の歯と歯の間に現在の歯(写真では金属の土台)がありますね。こいつが曲者です!
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インプラントを入れた後の画像は気持ちのいいものではないのでお見せできませんが、その代わりにCT画像を・・・。

↓ 治療計画段階のCT画像。
銀色の2本のインプラントの間に今ある歯が位置しています。抜歯した穴に逆らってインプラントを入れることは、今使用しているインプラントシステム(3ⅰテーパードインプラント)にとってはそれほど難しいことではありませんが、現在歯が存在するということはその上に歯ぐきがないということです。 歯ぐきがないということは前歯部の審美性にとっては致命的であるのです。
色々考えた末、抜歯+インプラント埋入+GBR(顎堤造成術)+CTG(結合組織移植術) を同時に行うことで対応しました。結果が同じなら手術回数は少ないほうがいいに決まっています。結果が同じなら・・・。
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↓ 実際にインプラントを入れた後のCT画像。
患者さんは非常に審美性を気にされる方であり、それ故、人工骨の吸収を見越して余分に人工骨を入れる必要がありました。右の下真ん中がインプラントの断面画像ですが、約4~5mmの厚みが確保されていますね。半分吸収されても2mm残りますから恐らく 綺麗な状態が回復できると思います。それが明らかになるのは半年以上先ですが、患者さんは大変楽しみにされています。患者さんの期待を裏切ることがない様に精一杯努力するのみです!!
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八王子審美インプラントセンター 中川歯科

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